鐘 楼
光明堂と同じ1701年建立年代が分かっている
建物では光明堂と共に 境内では一番古い建物です。
現在毎日時を告げている鐘楼の梵鐘は
昭和43年人間国宝香取正彦氏鋳造によるものです。
また大本堂前の香閣も同氏の鋳造である。
この様な絢爛豪華な鐘楼は他の寺院では、あまり見られない。
朝昼夕の三回門前に時を告げる鐘であるが、
正午には何回なるでしょう?12時ですが十二回ではありません。
答えは該当項目をダウンロードしてご確認下さい。
朝は21回、夕刻は11回で朝夕は大師堂の鐘と掛け合いをしています。
(大師堂右側の小さな梵鐘との掛け合い。)
成田山では、自動鐘撞き機でなく職員の手で
毎日朝昼夕の3回門前町に時を告げています。
また成田山では参詣者は鐘を撞くことはできません。
太 子 堂
太子堂右側にある小さな梵鐘(小さな梵鐘見えますか?)
個の梵鐘と鐘楼の梵鐘で朝夕は掛け合いをします。
除夜の鐘は何時に撞くのでしょうか?
12月31日「大みそか」それとも1月1日「お正月」
ほとんどのお寺では最後の108回目は1月1日に撞くそうです。
何故108回撞くのでしょうか?
一般的には、煩悩の数と云われていますが諸説あるようです。
詳しくは下記のファイルを見て下さい。
「除夜の鐘」は
毎年12月31日、一年を締めくくる大晦日の日に煩悩の除去を祈って108回の鐘を撞き、
新年を迎える伝統行事です。12/31日は旧い年が除けられる日という意味で
「除日」とも呼ばれ、除日の夜に撞かれることから「除夜の鐘」と呼ばれるそうです。
この行事は心の迷いである「百八煩悩」に由来しており、
108回撞くことで往く年を反省し、来る年に希望を託して
「除災招福」(じょさいしょうふく)を祈ります。
知恩院の除夜の鐘
NHKの「ゆく年くる年」で有名な知恩院の鐘
最初の一打は22時40分ころです。
よって除夜には約80回撞き年が明けてから残りの回数を撞きます。
撞木(しゅもく)には子綱が16本、親綱が1本あり、17人の僧侶が持ちます。
撞く回数は煩悩の数108回を一分間隔で撞きます。
子綱を持つ16人の僧侶や鐘の周りにいる僧侶たちが、お経を唱え
ながら綱を数十回引いて一打の準備に入ります。
そして子綱を持つ僧侶達が「え~い、ひとーつ」と掛け声をすると、
鐘側に背を向けた親綱を持つ撞き手が「そ~れ!」という掛け声で
綱にぶら下がり全体重をかけ懇親の一打を撞きます。
これが約45秒間隔で108回行われるのが知恩院の除夜の鐘です。
日本三大梵鐘の重量は?
方広寺=82.7トン 高さ 3.30m 厚さ 30cm
知恩院=70.0トン 高さ 4.12m 厚さ 27cm
東大寺=26.3トン 高さ 3.86m 厚さ ?cm
成田山では朝夕の鐘は、鐘楼の鐘とこの太子堂の鐘とが掛け合いをして時を告げています。
写真右側の小さな鐘です。
大 師 堂